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JMU、載貨増と低燃費を両立の新型バルク船引渡し

2021年12月9日 (木)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は、津事業所(津市)で建造していたF.J. LINES(エフジェイ・ラインズ)向け次世代省エネ型バルク船「FJ AZALEA」(エフジェイ・アザレア)を引き渡したと発表した。

FJ AZALEAは、JMUで長い歴史を誇るパナマックスバルクキャリアの次世代船として開発された「G-Series 80800 DWT型」の発展形となる「J-Series 82400 DWT型」の第8番船だ。

JMUの従来船と同じ船体要目を維持しつつ、バルク船の構造や窒素酸化物排出規制などの最新規則を反映しながら、独自の省エネ技術を活用して載貨重量の増加と燃費低減を両立した。

JMU独自の省エネデバイスの最適化により、大幅な燃費削減を達成。新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させた。さらに、載貨重量を増加しながら燃費性能を向上させることで顧客ニーズに応えるとともに、温室効果ガス排出規制にも対応し環境ニーズに配慮した。

JMUは今回の次世代省エネ型バルク船建造を契機として、経済性・環境性に優れた最新鋭の環境配慮型船舶の開発・建造を推進する。

■FJ AZALEAの概要
全長:229.00メートル
幅:32.26メートル
深さ:20.20メートル
喫水:14.55メートル
載貨重量:8万2523トン
総トン数:4万4318トン
航海速力:14.4ノット
定員:28人
船籍:マーシャル諸島