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JMU、燃費と載貨重量を高めた次世代バルク船完成

2022年5月31日 (火)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は5月31日、津事業所(津市)で建造していた次世代省エネ型バルク船「NORD AQUARIUS」(ノルド・アクエリアス)を引き渡したと発表した。

ノルド・アクエリアスは、JMUで長い歴史を誇るパナマックスバルク船の次世代船として開発された「G-Series 80800 DWT型」の発展形となる「J-Series 82400 DWT型」の第14番船。最大の特徴は、JMUの従来船と同じ構造を維持しながら最新の窒素酸化物排出規制などルールを折り込み、JMU独自の省エネ技術を生かして燃費を低減しながら載貨重量の拡大を実現した。

JMU独自の省エネデバイスの導入により、大幅な燃費削減を達成。新騒音規則にも配慮した低風圧居住区の採用により、実海域性能を向上させている。さらに、温室効果ガスの排出抑制など環境負荷低減にも配慮した。

■NORD AQUARIUSの概要
全長:229.00メートル
幅:32.26メートル
深さ:20.20メートル
喫水:14.55メートル
載貨重量:8万2375トン
総トン数:4万4618トン
航海速力:14.50ノット
定員:25人
船籍:パナマ