調査・データ国土交通省がこのほど発表した2021年10月の航空輸送統計速報によると、国際航空貨物の輸送量は、15万8144トンで前年同期比30.0%増となった。19年10月との比較でも28.4%増えた。
21年3月以降は、新型コロナウイルス感染拡大前の19年を上回る14‐15万トン台前後で推移している。トンキロベースでは、9億51016万トンキロで同37.6%増だった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界の国際旅客便の大幅な運休・減便と同時に航空貨物も激減したものの、半導体関連貨物の増加基調などが後押しし、顕著な回復が維持されていることが見てとれる。
一方、国内航空貨物輸送量は3万8917トンで同2.8%減、19年10月との比較では40.9%減。トンキロベースでも4182トンキロで同1.7%減で、コロナ禍の影響から抜けきれていない。