航空輸送統計8月、国際貨物は前年比55％増と好調

調査・データ国土交通省が10月29日発表した、ことし8月の航空輸送統計速報によると、国際航空貨物輸送量は14万3861トンで前年同月比54.8％増となった。2019年8月との比較でも21.7％増加。ことし4月以降は新型コロナウイルス感染拡大前の2019年を上回る15万トン前後で推移している。トンキロベースでは8億4724万トンキロで同59.9％増だった。

新型コロナ感染拡大に伴う経済停滞からの回復が顕著であることを如実に反映した数字となった。欧米や中国など国際貨物の取引先となる各国は、コロナ禍による経済混乱から早期に脱却し、景気回復が進んでいる。

国内航空貨物輸送量は3万7412トンで同4.8％減、19年8月との比較では43.5％の減少だった。トンキロベースでも4129万トンキロで同4.2％減だった。