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USMH、スキャナーにスキャンディットの技術採用

2022年1月4日 (火)

荷主関東地盤のスーパーマーケットチェーン、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH、東京都千代田区)は、自ら開発したセルフスキャンアプリ「Scan&GoIgnica」(スキャンアンドゴーイグニカ)のバーコードスキャンエンジンに、スキャンディット(渋谷区)の技術と機械学習(マシンラーニング)を駆使した開発環境を使用した。

USMHはマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東と、イオングループで関東を地盤とするのスーパーマーケット3社で構成し、2021年11月末時点で520店舗を展開。19年10月には「レジレスでスマートな買い物体験」の提供を目指してセルフスキャンアプリを自社開発し、公式モバイルアプリとしてセルフスキャンアプリの提供をはじめた。

(イメージ)

このアプリは、買い物客のスマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、買い物の支払いを行うことができる決済機能付きのツールで、買い物客は会計の際にレジに並ぶ必要がなくなると好評を博している。

USMHでは継続的にセルフスキャンアプリの改善を実施しているが、照明の反射などが原因で発生するスキャンミスを防ぎ、アプリ利用率をさらに高めていくため、バーコードスキャンエンジンの導入を検討。21年はじめから検証を行った結果、スキャンディットを採用することで精度が「ほぼ100%に向上」するとともに、読み取りスピードも大幅に向上できると判断した。

カスミの山本慎一郎社長は「欧米の多くのスーパーマーケット企業で採用されているスキャンディットバーコードスキャナーSDKの高い品質と効果的な拡張機能は、数年前から把握をしていた。20年末にスキャンディット日本法人が設立されたタイミングで改めてスキャンディットSDKを検証した結果、スピードと精度の両面ですぐれていることが分かり、採用を決定した」と採用の経緯を説明している。