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軽油価格は3週連続上昇、13年ぶり150円台に

2022年1月26日 (水)

(イメージ)

調査・データ資源エネルギー庁が26日発表した石油製品の店頭現金小売価格調査によると、1月24日時点の軽油価格は150.0円で、前週から1.8円値上がりした。

軽油価格が150円台をつけたのは2008年10月6日以来、13年3か月ぶり。国際的な原油価格の高騰で円安が加速し、ことしに入って3週連続で値を上げた。

福島県を除く46都道府県で値上がりとなり、滋賀県で3.6円、山梨県と島根県で3.4円それぞれ値上がりするなど、店頭価格は上昇局面が続いている。

政府は25日、軽油など燃油価格抑制策を発動。高騰抑制のための補助金制度を実施して店頭価格を下げる取り組みを始めたが、販売価格の値下がりにつながるかどうかは不透明だ。給油所の経営者からは「これまでの上昇分の逸失利益を取り戻すためにも、そう簡単に値下げはできないのが本音だ」と困惑した声も聞かれる。

ことし3月までの暫定的な措置ではあるが、石油元売り各社への1リットルあたり3.4円の補助金支給でどこまで物流業者のコスト削減につながるかは、正直なところ楽観視できないのが実情だ。

■都道府県別の軽油価格(単位:円)
地域1月17日1月24日増減
北海道148.7151.42.7
青森146.6147.91.3
岩手144.4146.62.2
宮城142.7145.73.0
秋田145.3148.63.3
山形156.0157.61.6
福島149.5149.3-0.2
茨城143.5145.41.9
栃木145.2146.91.7
群馬149.6150.91.3
埼玉141.8144.02.2
千葉144.5146.41.9
東京150.9152.92.0
神奈川141.2143.42.2
新潟149.5151.62.1
長野157.5159.01.5
山梨148.0151.43.4
静岡147.5149.31.8
愛知147.0148.61.6
岐阜148.6150.01.4
三重147.6148.81.2
富山151.5152.91.4
石川143.7145.21.5
福井147.2148.61.4
滋賀148.8152.43.6
京都150.9151.20.3
奈良145.1146.81.7
大阪147.1148.91.8
兵庫143.1144.81.7
和歌山145.2146.81.6
鳥取153.8155.61.8
島根149.8153.23.4
岡山145.7146.10.4
広島148.8151.83.0
山口146.3148.11.8
徳島143.7146.02.3
香川148.0150.22.2
愛媛147.0148.51.5
高知153.7154.71.0
福岡145.7147.21.5
佐賀150.2152.52.3
長崎157.3158.61.3
熊本145.3146.91.6
大分152.0152.50.5
宮崎150.5152.82.3
鹿児島157.2158.51.3
沖縄151.8153.92.1