ロジスティクストナミホールディングス(HD)は3日、グループ中核会社のトナミ運輸の富山支店(富山市)で、EVトラックの運用を始めた。同HDグループでEVトラックを導入するのは初めて。ESG経営の取り組みの一環で、脱炭素社会実現に向けた施策を推進する。
導入したEVトラックは2台で、全国初となるサイドオープン車仕様。三菱ふそうトラック・バス社製で、最大積載量は3トン。充電時間は11時間となっており、日中の集配業務で利用するため夜間に充電する。航続距離は100キロ(JE05モード)。衝突被害軽減ブレーキをはじめ、車両の安定性を制御したり、車線逸脱時に警報を鳴らしたりする安全装置も搭載している。
今後のEVトラック導入について、今回の導入での検証を踏まえて全国展開を検討していく。同社は「二酸化炭素や汚染物質を排出しないゼロ・エミッション輸送を目指す」としている。
3日に車両が納入された。富山県でのEVトラック導入は1例目となる。