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フォークに起因する労災、2003件で前年上回る

2022年3月28日 (月)

(イメージ)

調査・データ厚生労働省が発表した2021年のフォークリフトに起因する労働災害の発生状況によると、休業4日以上の死傷事故発生件数は前年比0.7%増の2003件だった。物流現場で活躍するフォークリフト台数は取扱量の増加に対応して増える傾向にあるが、作業員との接触などによる事故が依然として減少につながっていない実情が浮かんだ。

事故型別の件数は、はさまれ・巻き込まれ695件(前年比3.1%減)▽激突され516件(4.7%増)▽墜落・転落269件(5.5%増)▽激突138件(18.8%減)▽飛来・落下146件(14.1%増)▽転倒120件(0.8%増)▽動作の反動・無理な動作55件(27.9%増)▽崩壊・倒壊40件(20.0%減)▽その他24件(71.4%増)――。

業種別の件数は、運輸交通業635件(3.8%増)▽製造業615件(3.2%増)▽商業337件(7%増)▽貨物取扱業188件(12.1%減)▽清掃・と畜業66件(1.5%増)▽建設業60件(6.3%減)▽その他102件(17.1%減)――。

死亡事故は前年比32.3%減の21件。墜落やはさまれ・巻き込まれによる事故が多く、業種では製造業と商業で目立った。