ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

フォーク労災死傷事故は前年比3.6%増加、厚労省

2021年11月2日 (火)

(イメージ)

調査・データ厚生労働省が発表した、ことし1月から9月までのフォークリフトに起因する労働災害の発生状況によると、休業4日以上の死傷事故発生件数は、前年同期比3.6%増の1355件だった。物流現場で活躍するフォークリフト台数は、取扱量の増加に対応して増える傾向にあるが、作業員との接触などによる事故が依然として減少できない実情が浮かんだ。

事故型別の件数は、はさまれ・巻き込まれ475件(前年同期比2.9%減)▽激突317件(同1.9%減)▽墜落・転落186件(同17.7%増)▽激突99件(同4.8%減)▽飛来・落下108件(同27.1%増)▽転倒81件(同5.2%増)▽動作の反動・無理な動作42件(同35.5%)▽崩壊・倒壊29件(同変化なし)▽その他18件(同50%増)――。

業種別の件数は、製造業409件(同4.1%増)▽運輸交通業438件(同6.3%増)▽商業222件(同7.2%増)▽貨物取扱業131件(同0.8%減)▽清掃・畜業45件(同4.7%増)▽建設業42件(7.7%増)▽その他68件(17.1%減)――。

死亡事故は14件で、前年同期比12.5%減。墜落や激突による事故が多く、業種では製造業と商業で目立った。