フード冷凍自動販売機や関連の冷凍食品を製造販売を手がけるSOBO(ソボ、東京都新宿区)はこのほど、冷凍弁当販売のシルバーライフに商品のピッキングと保管業務を委託したと発表した。様々な冷凍食品を自販機用容器に収納できるようになり、取扱商品の幅が飛躍的に広がるという。
同社の冷凍自販機関連事業「FROZEN24」(フローズン24)の物流戦略だ。
冷凍自販機をめぐっては、これまで収納容器の制約で扱える食品が50種ほどに限られ、それも大半が製造元からの直送だった。今回の業務委託により、シルバーライフの加須物流センター(埼玉県加須市)で様々な冷凍食品のピッキングと保管ができるようになった。ピザパイや、全国の有名店・大手食品メーカーの商品など、新たな商品がラインナップに加わり、4月中に100種類以上になるという。
SOBOは冷凍自販機本体の販売や、そこで販売する冷凍食品の開発・製造、他社への提案など、一貫した自販機関連事業を行っている。今回の業務委託を機に卸売業も本格化する。自販機運営企業への商品提案や売れ筋商品の開発に力を入れていく方針だ。
シルバーライフは自社の冷凍弁当の保管場である物流センターで、他社商品の保管・ピッキング業務を請け負う倉庫業を始めていた。