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行政・団体国土交通省は19日、三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)から中型トラック「ふそうファイター」についてリコールの届け出があったと発表した。同社は20日付でリコールを開始する。
不具合箇所は、制動装置(制動灯)。ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)・ECU(横滑り防止装置)のソフトウエアが不適切なため、エンジン始動時にキーを素早く回すと、ブレーキペダル電源短絡エラーを検知してブレーキペダルへの電源供給を停止するものがある。
制動灯がつかず、ABSやESP、衝突被害軽減ブレーキシステムなどが機能しなくなってブレーキシステム異常の警告灯が点灯する。ブレーキペダルを踏んでもオートクルーズが解除できなくなるおそれがあるという。
対象となるのは、2020年10月6日から21年10月11日までに製造された5652台。
■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001482224.pdf