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M&A常石造船(広島県福山市)は27日、三井E&Sホールディングス(HD)より、三井E&S造船(東京都中央区)の発行済み株式の17%を譲り受けることで合意に達したと発表した。
常石造船は、三井E&SHDより、三井E&S造船の発行済み株式の49%を既に取得。さらに協業による相乗効果をより高めるための取り組みとして、三井E&SHDが保有する三井E&S造船株を追加で取得する。
それにより、常石造船は三井E&S造船の発行済み株式の66%を保有する筆頭株主となるとともに、三井E&S造船とその子会社である新潟造船(新潟市)、MES由良ドック(和歌山県由良町)は2022年12月期第4四半期より当社の連結子会社となる。
常石造船と三井E&S造船は、それぞれの強みであるコスト競争力と技術力の相乗効果を創出するため、21年10月に資本提携を実施し、協業を進めてきた。
一方で、外部環境の変化に対応するための事業基盤を構築する観点から、両社がグローバル競争に勝ち残るためにはさらなる一体化を成し遂げて競争力の向上を図ることが不可欠であると判断し、協業に踏み切った。