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トラック中継輸送の実験協力企業を募集、スペース

2022年5月30日 (月)

公募・入札トラック輸送の中継拠点提供サービスを手がけるスペース(愛知県蒲郡市)は30日、関東・関西間で中継輸送の実証実験を6月に行うと発表した。実験に協力できる事業者を募集している。働き方改革関連法によってトラックドライバーの時間外労働規制が強化され、輸送力不足が懸念される「2024年問題」への対策として、複数ドライバーによる中継輸送の普及を図るのが目的だ。

同社は長距離運送の中継拠点となる敷地のシェアサービス「ドラ基地」を会員制で運営している。全国にある運送会社の敷地を中継地としてシャアし、拠点がない企業でも手軽に使用できるよう、インターネットを使ってマッチングするサービスだ。24年以降、労働時間の制約で1人のドライバーが輸送できる距離が短くなることから、中継輸送をしやすくする。

発表によると、実証実験は6月1日から30日まで。「クロス運行」と呼ばれる方法で、中継輸送で荷物が配送先まで届けられる過程を調査する。クロス運行とは、複数台のトラックが出発地から配送先まで行かず中継拠点で荷物を積み替えて折り返し、積み替えた荷物を出発した地域の配送先まで届ける運行方法のこと。24年以降を模擬するため、走行距離やドライバーの拘束時間、運用の課題など定性・定量的にデータを収集、評価する。

(出所:スペース)

■実験参加企業の募集要項
対象:関東地域から関西地域行き、またはその反対の経路で荷物を持つ事業者(荷主、メーカー、運送会社など業種は限定しない)
参加方法:「ドラ基地」に会員登録を行い、下記のサイトから問い合わせフォームで「実証実験について」と書いて連絡する。
実施期間:6月1日から6月30日まで
調査内容:運行計画、走行距離、ドライバーの拘束時間、費用、積み替え時間など。
特典:「ドラ基地」を利用した中継拠点の利用料が無料になる。

■問い合わせフォーム
https://dorakichi.com/contact/

■「ドラ基地」の紹介ページ