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日本郵船、豪BHPと船舶輸送の脱炭素化で協力

2022年6月9日 (木)

環境・CSR日本郵船は9日、資源メジャーの一角である豪BHPとの間で、取引関係の拡大・深化と船舶輸送におけるサプライチェーンの脱炭素化を目指す戦略的パートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。

両社は今回の覚書締結を契機として、既存の省エネ技術や代替燃料を活用するとともに、特に再生可能エネルギー由来の「グリーンアンモニア」と、天然ガスなどを原料としその生成過程で生じた二酸化炭素を地中に埋めるなどの処理を施した「ブルーアンモニア」を燃料とする将来のネット・ゼロエミッションの実現に向けて、次世代船舶用燃料船にかかる研究開発を促進する。

両社はこうした活動を通して、各社がそれぞれ設けた海上輸送における温室効果ガス排出削減目標と海運業界の長期的な脱炭素化達成につなげる。さらに、両社はエネルギー削減のための革新技術や低環境負荷、ゼロエミッション船舶用燃料などのエミッション削減策の利用をともに推進していく。

▲オンライン調印式の様子。(左から)BHPグループVice President Maritime & Supply Chain ExcellenceのRashpal Singh Bhatti氏、日本郵船常務執行役員ドライバルク事業本部長の鹿島伸浩氏(出所:日本郵船)