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SMFLみらいと住商、大阪府高槻市で物流施設を着工

2022年6月10日 (金)

拠点・施設三井住友ファイナンス&リース(SMFL、東京都千代田区)は10日、戦略子会社のSMFLみらいパートナーズ(同)が住友商事と初の共同物流施設事業として、マルチ型物流施設「NEWNO・SOSiLA(ニューノ・ソシラ)高槻」(大阪府高槻市)の建築工事に着手したと発表した。2023年5月の完成を予定している。

▲NEWNO・SOSiLA高槻の完成イメージ(出所:三井住友ファイナンス&リース)

両社がプロジェクトを進めている高槻市は、大阪市と京都市の中間に位置する地理的優位性から、近年では物流の要衝として注目されている。新名神高速道路と名神高速道路を活用した関西圏各地への輸配送拠点として、さらには東海・北陸地方や中国・四国地方など広域アクセスにも適した好立地だ。

近隣には住宅地が広がり、最寄りの鉄道駅からのバス通勤も可能なことから、従業員確保の観点でも優位性が高いのが特徴だ。

構造面では、全フロアでパレット4層積みに対応できる6.5メートルの有効天井高を確保。2階と3階は床荷重が1平方メートルあたり2.0トンと、紙や飲料など重量物の保管にも適した仕様だ。テナント2社への分割貸しも可能な設計としている。

SMFLみらいパートナーズが展開する不動産ブランド「NEWNO」は「Make a New Normal(未来のあたりまえをつくる)」をコンセプトに2021年7月に事業化。これまでに4物件を展開している。住友商事が開発する物流施設「SOSiLA」シリーズは、語源であるSociability(社会とのつながり)・Sustainability(環境への配慮・持続的成長)・Individuality(人と労働環境への配慮)の3つをコンセプトとし、「人と社会をつなぐ物流施設」の実現を目指して開発を進める。完成物件は全国で計14棟で、今後も首都圏・関西圏を中心に全国で「SOSiLA」シリーズによる開発を予定している。

SMFLみらいパートナーズは、このたびの住友商事との物流施設分野における初の共同事業案件であるNEWNO・SOSiLA高槻のプロジェクトを契機として、今後も両社のシナジーを生み出す協業を推進していく。

NEWNO・SOSiLA高槻の概要
所在地:大阪府高槻市南庄所町
延床面積:8793.2坪(2万9017平方メートル)
構造:鉄骨造、4階建て(倉庫部分3階建て)
交通:新名神高速道路・名神高速道路「高槻インターチェンジ(IC)」4.8キロ、名神高速道路「茨木IC」6.8キロ