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神鋼不動産が物流施設に参入、高槻で24年1月開業

2021年4月27日 (火)

拠点・施設神鋼不動産(神戸市中央区)は27日、大阪府高槻市での「高槻市マルチテナント型物流施設」(仮称)の開発計画を発表した。同社はこれまで、主に商業施設・オフィス・住宅などを手がけてきたが、物流施設の開発は初めて。9月頃から既存建物の解体工事を開始し、新築工事後の2024年1月に開業する。

物流施設開発事業への着手はEC需要の高まりなどを受けたもので、今後は物流施設の集約・効率化、老朽化施設の再開発などの需要にも応え、同事業を新たな経営の柱とする考え。なお、同社は神戸市須磨区にも物流施設用地を確保しており、22年9月に延床面積1万平方メートルの物流センターを完成させるとしている。

「高槻市マルチテナント型物流施設」は、敷地面積2万3028平方メートル・延床面積5万2063平方メートルで、鉄骨造の4階建て。1階と3階にバースを設け、3階へのスロープも建設する。

名神高速道路と新名神高速道路の高槻インターチェンジから5キロメートルの位置にあり、国道170号と171号にも近いことから、関西圏全域をカバーする広域輸送拠点と位置付ける。加えて、地域の集配拠点としての機能にも期待する。周辺地は大阪郊外のベッドタウンで、労働力確保の面でも優れるという。

■高槻市マルチテナント型物流施設(仮称)の概要
所在地:大阪府高槻市南庄所町23-1
敷地面積:2万3027.66平方メートル(6965.87坪)
延床面積:5万2063平方メートル(15749.06坪)
構造・規模:鉄骨造・4階建て
工期:22年11月~24年1月(予定)
開業:24年1月(予定)