国際NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は19日、グループ会社のNX国際物流(中国)が、中国青島・大阪間で、定期RORO船による混載サービスを始めたと発表した。RORO船を用いることで、従来の海上輸送で6日かかっていたところを3日で運べるという。
発表によると、混載サービスは6月11日出航分から始めた。中国の東辰航運が運航する定期RORO船を利用し、青島と大阪を3日間で結ぶ。運行頻度は週1便。荷物を積んだトラックやシャシー(荷台)ごと輸送することで、港での荷役時間が省け、リードタイムを航空輸送の2日間に近づけた。
航空輸送より費用が安く、150キロ以上の荷物の場合、空運の約4分の1の費用で運べる。コンテナ貨物のほか 特殊サイズや長尺のバルク貨物の輸送にも利用できる。