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行政・団体国土交通省は22日、スカニアジャパン(東京都港区)から「LPGRSシリーズトラック」1車種についてリコールの届け出があったと発表した。現時点で6件の不具合が確認されているものの、事故の報告はない。
エンジンの動力により駆動されている圧縮空気用コンプレッサーの吸入側サイレンサー内部の整流プレートの強度が不足しているため、サイレンサー内の空気の流れによりプレートが振動し異音が発生する場合がある。使用を続けた場合、最終的にこのプレートが破損して破片がコンプレッサー内部に吸入されることでコンプレッサーが損傷し、走行不能になるおそれがある。
リコールの対象は、2017年8月15日から21年3月2日までに製造された計208台。スカニアジャパンは、全車両を対象にサイレンサー内部にあるプレートを取り外すほか、コンプレッサーが損傷している場合は新品に交換する措置を講じる。