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トナミの1Q、燃料費高騰響いて営業利益7.5%減

2022年8月9日 (火)

財務・人事トナミホールディングス(HD)が9日発表した2022年4―6月期連結決算(2023年3月期第1四半期決算)は、営業収益(売上高)が前年同期比7.2%増の349億4200万円、本業のもうけである営業利益が7.5%減の17億2700万円、経常利益が1.4%減の20億800万円、最終利益が0.8%減の14億8100万円と、増収減益となった。燃料価格の高騰が利益を圧迫した。

発表によると、主力の物流関連事業は、貨物輸送量の増加などで営業収益が前年同期比6.6%増の329億7500万円と伸びた。通信型の集配デジタルタコグラフの導入による生産性向上や、ウェブ受領票照会など顧客ニーズに応えるサービス強化が奏功した。新規顧客の開拓や既存顧客に対する深耕営業、3PLへの事業拡大も売り上げ増につながった。

一方、利益面では世界的な原油高による燃料の高騰に苦しみ、外注業務の内製化などのコスト対策に努めたが及ばず、事業利益は15億1800万円と14.6%減った。

同社は23年3月期通期の業績について、期初の予想値を据え置いた。営業収益は1450億円、営業利益は78億円、経常利益は82億円、最終利益は56億円とした。