調査・データ日本海事センターがこのほど発表した主要コンテナ航路の荷動き動向(速報)によると、アジアと欧州を結ぶ航路で前年同期比のマイナスが続いている。長期化の様相を見せているウクライナ情勢の影響が出ている。
それによると、欧州航路の6月実績は、欧州に向かう往航が9.7%減(132万9626TEU)で5か月連続のマイナス、アジアに向かう復航が21.9%減(51万5506TEU)で12か月連続のマイナスだった。
一方、北米航路は西海岸の港湾荷役の混乱が多少緩和していているためか、アジアから北米に向かう往航は7月実績で6.4%増(193万1165TEU)と7か月連続のプラスだった。北米からアジアに向かう復航は5月実績で6.4%減(51万9184TEU)と12か月連続のマイナス。
日中航路は往航の6月実績が8.0%減(75万9447トン)で4か月連続のマイナスだったが、復航の6月実績は9.0%増(203万4691トン)で2か月連続のプラスだった。