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セイノーHDなど、安中市でドローン配送実験

2022年10月5日 (水)

▲物流ドローン「AirTruck」(エアートラック)を囲む(左から)セイノーHD河合秀治執行役員、安中市の岩井均市長、エアロネクストの田路圭輔CEO(出所:エアロネクスト)

ロジスティクスセイノーホールディングス(HD)、エアロネクスト(東京都渋谷区)、群馬県安中市は5日、次世代高度技術を活用した地域課題解決に寄与する、新スマート物流の構築に向けた包括連携協定を締結したと発表した。3者は相互に連携し、高齢化や過疎化が進む同市内で、ドローン配送実証実験を含めた新たな物流のビジネスモデルづくりに取り組む。

発表によると、協定締結は10月4日。「持続可能な地域交通や地域の事業者と連携した物流課題の解決による住みやすい環境づくりに関する事項」など5つの取り組みで協力、連携していく。

同市は人口5万5462人(2022年8月末現在)で、少子化と高齢化が同時進行していて、60%以上が高齢者という地区もある。公共交通の利用者減少に伴い、日常の買い物や通院などで不便さを抱えている。今回の協定では、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上と空での輸配送を連結。従来にないスマート物流システムを導入することで、買い物代行や医薬品配送、災害時支援といった地域課題の解消を目指す。今後、地域の自主組織や地元事業者と連携しながら、食料品や日用品、医薬品を配達する実証実験を進める計画。

協定調印式で、セイノーHDの河合秀治執行役員は「将来ドローンによる自動化を視野に、新たな空と陸の物流モデル構築に向けて取り組む」などとコメントした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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