荷主ヤマハ発動機は16日、CO2排出削減や環境負荷の低減に向けた取り組みとして、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)強化樹脂をマリン製品に採用する、と発表した。これによると、素材開発に向けて日本製紙との協業で合意しており、同素材の輸送機器部品への実用化は世界初という。
CNF強化樹脂は木質資源を活用したバイオマス素材であるCNFを、ポリプロピレンなどの樹脂へ混練・分散することで製造される。既存樹脂材料と比べると、25%以上の軽量化が図ることができるため、プラスチック使用量の削減とCO2をはじめとした温暖化ガス排出削減につながる。
CNF強化樹脂を使って開発する部品は、水上オートバイとスポーツボートのエンジン部品で、2024年モデルの一部で採用する計画。将来的にはマリン製品だけでなく、二輪車などを含めた幅広い製品群への展開を検討していく。
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