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アイシン工場内物流を自動化、MujinのAGVなど

2022年11月29日 (火)

▲知能ロボットやAGVの導入で工場内物流を自動化(出所:Mujin)

荷主知能ロボットソリューションを提供するMujin(東京都江東区)は29日、アイシンの工場でハンドリング知能ロボットやAGV(無人搬送車)を活用して工場内物流の自動化を実現した、と発表した。部品の配膳・保管をはじめ、空箱回収といった組み立て前後の工程を自動化し、最適化する供給システムを構築。部品の取り違えなどのヒューマンエラーを回避し、人員を3分の1に大幅削減するなど幅広い効果が出ている、としている。

発表によると、種類やロット数も異なる多品種部品の組み立てラインの供給作業では、各部品を整理・管理してラインの稼働状況を把握しながら適切に供給する複雑さがある。このため、多くの人手が必要で、混載通い箱を段ばらしする自動化も同様の課題がある。


▲(左から)通い箱を段ばらし・移載するハンドリングロボット、組み立て前後の搬送作業を担うAGV

今回の新システムでは、組み立て前後の大半の搬送作業について、群制御されたAGV31台を効率的に動かし、最適なタイミングで搬送する。2台の知能ロボットが担うのは、仕分け工程での通い箱の段ばらしなどのハンドリング。異なる50種類以上の通い箱を3Dビジョンで正確に認識し、箱の大きさに応じて大型可変ハンドを変化させてハンドリングする。パレットからの段ばらし、保管棚や台車への移載を実行する。

効率的な部品供給にとどまらず、重量物の運搬などに伴う労働者の負担軽減やフォークリフトなどが不要になることで安全性の向上といった面でも導入効果がある、としている。

■アイシン工場内物流改革

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LOGISTICS TODAY編集部
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