ロジスティクスMujin(東京都江東区)は10日、自動車部品メーカーの三五(名古屋市熱田区)の福田工場(愛知県みよし市)構内において、知能ロボットとデジタルツイン技術を用いた物流自動化ソリューションを導入し、搬送から保管、集荷、ピッキングまでを完全自動化したと発表した。倉庫制御システム(WCS)により、AGV18台とデパレタイズロボット2台を統合制御している。
福田工場では完成品を外部倉庫に一時保管していたが、工場内に新設した製品倉庫への自動化導入により、工場と倉庫間のトラック便を年間2080便削減した。これにより物流初年度コスト1億4000万円と、荷役工数の67%を削減した。さらに、排気ガス排出量11.9トンを削減し、環境負荷の軽減も実現している。集荷・ピッキング作業では、最大15キロの通い箱ハンドリングを自動化することで作業者1人1日あたり18トン分の負担を軽減した。
加えて、リアルタイムデジタルツイン技術により、知能ロボット、AGV、安全機器などをリアルタイムに統合管理することで、最適な機器連携を実現するだけではなく、稼働状況や在庫の見える化を実現させている。

▲通い箱のハンドリングを自動化する知能ロボットとAGV(出所:Mujin)
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