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商船三井、米スペースXの衛星通信を海上で実証

2022年12月12日 (月)

(イメージ)

ロジスティクス商船三井は12日、宇宙関連企業の米Space Exploration Technologies(スペースX)などが提供している衛星通信サービス「Starlink」(スターリンク)を、自社の運航船でトライアル(試験)利用すると発表した。

それによると、スターリンクは低い軌道に数多くの衛星を打ち上げることで、遅延の少ない高速伝送の通信が可能なシステムだ。現在は陸上向けにサービスが提供されている。

船舶用のサービスはノルウェーの衛星通信関連企業、Marlink(マーリンク)が窓口となっており、商船三井はマーリンクと利用の覚書を締結した。今後、海上向けサービスが開始された際には、船・陸間でデータをリアルタイムに共有できるようになり、安全運航の高度化が可能になる。また、船上でも高速通信による交信・交流が可能になり、船上生活の飛躍的な向上が期待できる。

商船三井は2022年度内に試験利用を開始し、その効果を検証し、可能性と課題を確認する予定という。同社は「通信環境が陸上と比較して著しく劣る海上に対して、遅延が少なく高速伝送が可能な衛星通信サービスを活用することで、海上のDX(デジタル・トランスフォーメーション)をさらに推し進める」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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