ロジスティクス商船三井は14日、ソフトバンク、e5ラボ(イーファイブラボ、東京都千代田区)と共同で、海上での次世代高速衛星通信サービスの活用に向けた検討を開始すると発表した。ソフトバンクが協業を進める英ワンウェブ(ロンドン)の次世代高速衛星通信サービスを、海上航行する船舶で活用するための覚書を交わした。
商船三井、ソフトバンク、e5ラボの3社は、通信環境が陸上と比較して著しく劣る海上でワンウェブの次世代高速衛星通信サービスを用い、船舶にブロードバンド通信を導入して効率的な海運のデジタル化を進める。
まずは10月から2023年9月までのスケジュールで、海運のデジタル化に関するユースケースを検討。22年4月にはワンウェブの衛星通信サービスの実証実験を行い、商船三井グループが運航するフェリー「さんふらわあ」にワンウェブの衛星アンテナを設置して、海上で衛星通信サービスを利用できるか確かめる。

(出所:商船三井)