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山九など3社、純度100%のBD燃料トラック輸送

2023年1月13日 (金)

▲B100を燃料とするトラック(出所:山九)

環境・CSR山九は13日、三井物産、デンソーの3社と共同で、100%バイオディーゼル燃料(BDF)を使用した貨物輸送の実証実験を始めたと発表した。B100と呼ばれる使用済み植物油などから精製された純度100%のBDFを使い、輸送の安全性や実用性、経済性など総合的な観点から利用拡大に向けて検討する。B100を使用することで、軽油と比べてCO2排出量を80%削減できる効果を見込む。

発表によると、BDFは軽油とは燃料性状が異なることから、高濃度で使用すると車両に不具合が生じるリスクの高さがネック。このため、軽油に最大5%混合して使うB5が主に使用されたが、CO2削減効果が低く浸透していなかった。

今回の取り組みでは、こうした課題を解消するため、三井物産が調達した専用機器を車両に装着。車両への悪影響が及ばない形でB100が使用できる仕組みを構築した。同機器の日本での導入は初めての取り組みという。三重県内でデンソーの貨物をトラック輸送する際に実証を行う。

山九は検証結果を踏まえ、利用拡大を検討するとともに地球環境に配慮した事業運営を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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