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DBシェンカー、ソニー系の貨物追跡ラベルを導入

2023年3月17日 (金)

国際ドイツの物流大手DB Schenker(DBシェンカー)は16日、ソニーセミコンダクタソリューションズ(神奈川県厚木市)の孫会社であるハイテク企業、Sensos(センソス、イスラエル)が開発した超薄型の追跡ラベルを導入したと発表した。欧州物流業界で初めて、輸送貨物の追跡を世界中でできるようになったという。

発表によると、この追跡ラベルは使い捨てタイプで、コンテナやパレット、段ボール箱に貼り付け、陸上、航空、海上輸送において出荷後の貨物を追跡できるようにする。移動通信ネットワークを通じて、貨物のリアルタイムの位置と温度の情報を送信する。

(出所:DB Schenker)

ラベルは小さく軽量で、あらゆるサイズの貨物に使用できる。DBシェンカーの別のIoT(モノのインターネット)技術と組み合わせることで、輸送中の貨物の状態を可視化し、監視できる。輸送中にパッケージが改ざんされた場合は、顧客にアラートが届く仕組みだ。貨物が追跡されていることを他人に気付かれないよう、目立たないデザインにしてあり、セキュリティーを高めている。内蔵バッテリーはリチウムを使わない方式で、最長6か月持続する。

ソニーセミコンダクタソリューションズはソニーグループの半導体子会社。その孫会社であるセンソスはセンシング技術の開発を手掛けている。DBシェンカーは、センソスのパートナー企業として追跡ラベルの開発に初期段階から協力してきた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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