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マースク、上海港でメタノールバンカリング推進

2023年3月27日 (月)

▲調印式の様子(出所:MAERSK)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は24日、中国・上海港を運営する上海国際港集団(SIPG)との間で、上海港で環境にやさしいメタノール燃料を海上で船舶に供給するためのプロジェクトで協力する覚書を締結したと発表した。2024年にマースクのグリーンメタノールコンテナ船が竣工した後、グリーンメタノール燃料の船舶間バンカリングオペレーションを行う予定だ。

発表によると、マースクは現在、グリーンメタノールで運航可能なデュアルフューエルエンジン搭載の船舶を19隻運航している。両社の合意では、マースクのこれらのメタノール燃料船に燃料を供給するためのバンカリングインフラの構築に向けて、SIPGはバンカリングサービスと港湾運営の両面で協力する。

第1段階では、SIPGはマースクに船舶間バンカリングと港での燃料タンク保管のサービスを行う。第2段階では、グリーンメタノール産業チェーンをより上流に拡張するため、両社は全方位的なエネルギー戦略でのパートナーシップを検討する。これらにより、2040年のネットゼロエミッション(正味排出ゼロ)というマースクの目標ち、2060年までにカーボンニュートラル(脱炭素化)という中国の公約に貢献できるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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