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セラク、青果流通デジタルサービスの提供を開始

2023年3月29日 (水)

サービス・商品企業のデジタル化支援を手がけるセラクは29日、青果流通の現場にバーコードやクラウドシステムなどを用いたデジタル技術を導入する「みどりクラウド らくらく出荷」サービスを開始したと発表した。農業者や出荷団体にとって負担となっていた集荷・出荷での計数・伝票発行作業を大幅に省力化するという。

発表によると、このサービスは、まず生産者が出荷用段ボールに個体識別番号情報を含むバーコードが印刷されたラベルを貼り付け、自身のスマートフォンで読み取る。これにより規格や販売先ごとの出荷数をリアルタイムに農業協同組合に通知する。次に、荷受けを行う農協の職員は、スマホやタブレットでデータに基づいて検品、分荷、出荷処理を行う。出荷処理を行うと、自動的に伝票が生成され、全農や市場などの取引先にFAXやシステム間連携で情報を送れる、という仕組みだ。

▲サービス内容(クリックして拡大、出所:セラク)

集出荷業務がデジタル化されることで、計数や集計ミスによるトラブルを防げる。高精度な情報の素早い販売先への伝達は、利益の拡大のほか産地の信頼向上にもつながる、と同社は意義を強調している。

また、青果物に個体識別番号を付けることで、青果物のロット単位でのトレーサビリティ(追跡)を実現する。川上で生み出された栽培データを川下に、また、川下での青果物の評価を川上に伝えることができ、農産物の価値を高めるスマートフードチェーンの構築に貢献できるという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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