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案件入力から始まる業務効率化・経営改善に関心

2023年4月13日 (木)

イベント人手不足や燃料価格の高騰を背景に、中小運送会社の経営は厳しさを増す。東京商工リサーチの調査によると、2022年度の道路貨物運送業の倒産は43.7%増加した。事業を維持するための実務に時間を取られ、業務効率化や収支改善に向けた取り組みに時間をかけられない運送会社も多いと聞く。

▲業務支援ツール「IKZO」の機能を説明するウイングアーク1stの加藤由貢氏(左)

そうした中、日頃の業務を無理なく「見える化」していくところから始める運送会社向けの業務支援ツールに関心が寄せられている。第4回関西物流展で「IKZO」(イクゾー)シリーズを出展するウイングアーク1st(東京都港区)のブースでは、関西圏を地場とする運送会社の経営者らがデモ画面を見ながら説明に聞き入っていた。

話を聞くと、「まず現状を見える化するためのハードルが低いこと、協力会社も楽になるのが気に入った。最終的に何に着手すれば経営改善につながるかが見えてくるのは助かる」と感心していた。いかに現場業務の負荷を上げずに業務改善・経営改善につなげるか。これに苦心しているという。

ウイングアーク1stの加藤由貢氏は、「まず配送案件を簡単に入力できるのがポイント。案件を見える化し、インターネット上で協力会社と情報共有するところから始まる。配車計画や請求業務の効率化、経営分析などにもつながっていく。スタートラインに立つために、とにかくシンプルで分かりやすい仕様を心掛けた。そこを評価してもらえている」と手応えを感じていた。

「IKZOシリーズ」で協力運送会社との繋がりを強化