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日本通運、熊本で半導体需要の取り込み本格化

2023年5月2日 (火)

▲熊本半導体事業所メンバー(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

荷主NIPPON EXPRESSホールディングスは2日、日本通運が同社熊本支店営業センター(熊本市中央区)内に「熊本半導体事業所」を開設し、3月1日に営業を開始したと発表した。また、2024年3月には半導体の国際輸送に対応した物流拠点を稼働させる。半導体関連産業が集積する熊本県で、今後拡大が予想される輸送需要を取り込む動きが本格化してきた。

台湾の半導体大手TSMCが大規模な製造工場を建設する同県では、半導体関連産業の進出やインフラ整備が進んでいる。日通は現地での営業を強化するため、半導体に特化した新事業所を立ち上げる。

来年開設する新拠点は、熊本支店総合物流事業所益城センター(益城町)内に設置し、延床面積は8755平方メートルに設定。精密機器である半導体を保護するため、避雷設備を搭載する。

NXグループの2023年経営計画では、半導体産業を電気・電子や自動車などとともに重点強化する産業の一つに位置付けられており、成長への取り組みを加速させる。

同県では、これまで国際貨物輸送の実績がほとんどない阿蘇くまもと空港でも、半導体関連企業の集積を背景に国際貨物輸送の拠点とする動きがでてきた。日通は将来的にこれらの活用も視野に入れ、同県内の半導体物流の基盤を構築する構えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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