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新幹線「はこビュン」の多量・高速輸送実現へ検証

2023年5月17日 (水)

ロジスティクス東日本旅客鉄道(JR東日本)とジェイアール東日本物流は17日、新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」による多量輸送のトライアルを実施すると発表した。新幹線の特質を生かした高速輸送で多量の荷物を行うことで、物流の2024年問題やCO2排出量削減、地方創生などの社会的課題の解決に寄与するサービスとして社会実装に向けた取り組みを開始する。

トライアルは6月16日に、盛岡新幹線車両センター青森派出所から荷物を積み込み、はやぶさ72号の車両を利用して大宮駅までの輸送工程を検証する。

▲輸送イメージ(クリックして拡大、出所:東日本旅客鉄道)

今回の多量輸送トライアルでは、新幹線車両基地、大宮駅ホーム・屋上駐車場での荷扱い作業(従来は駅ホーム上で作業)、AGV(無人搬送車)の試用による荷扱い業務の実施、荷物の積み込み・積み下ろしの作業効率を向上させた新しい客室輸送専用台車の試用など、各作業工程での生産性を検証。鮮魚、スイーツ、生花、電子部品など600箱程度を新幹線3両で輸送する計画で、はこビュンがサービス開始して以来最大規模の荷量となる。

今後は新幹線による多量輸送の定期化により、地方の魅力を首都圏の巨大マーケットとつなぐことで新たな価値を創造できるよう、トライアルを継続的に実施しながら今後の実用化に向けた課題の抽出を行う。速達性・定時性に優れ、環境にも優しい鉄道輸送の強みを生かしたサービスとして打ち出す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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