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富士通、自然災害被害や交通事故危険性を可視化

2023年6月13日 (火)

▲高度な洪水予測による災害状況の可視化(出所:富士通)

サービス・商品富士通は13日、測定用のハードウエア・ソフトウエアを開発するヘキサゴン(スウェーデン)と、自然災害の被害を可視化したり、交通事故の危険性が高いスポットなどを改善策と共に提示したりするユースケースを共同開発したと発表した。

自然災害の被害を予測し可視化するユースケースでは、降水量データから洪水氾濫の範囲や影響を計算することで浸水範囲を可視化し、被害予測分析を行う予測モデルを開発。さらに、分析した被害予測をもとに地域の災害対策本部や災害拠点病院における災害対応計画の策定などを支援する。

富士通は「自然災害から人々や社会インフラを守る対策の強化が必要で、医療・交通・エネルギー・環境などの複数の領域にまたがるデータを連携させ可視化することが重要だ」と言う。高度な技術を用いて、災害の脅威やそれに対応するための対策の効果を検証し、最適な施策を探索する。

交通事故の削減に寄与するユースケースでは、交通量や道路設計などの要因から衝突事故が発生しやすい危険性の高いスポットを特定。改善策を提案するアプリケーションを共同開発し、行政や自治体、道路サービス事業会社の都市計画担当者や道路管理者における交通計画の策定などを支援する。

▲交通事故データの可視化・分析

世界保健機関(WHO)の2022年の報告によると、交通事故によって年間5000万人が重症を負い、135万人が命を落としている。富士通によると、「事故の多くは、スピード超過や不適切な道路案内、道路環境が原因。事故多発場所を可視化して、要因分析を行い、解決策を提案することが重要」だという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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