M&A三菱ロジスネクストは16日、北米地域での無人搬送車(AGV)事業において、米国子会社のミツビシ・ロジネクスト・アメリカ(MLA)と、ドイツの総合物流機器メーカー、ユングハインリッヒとの折半出資による新たな合弁会社、「ロックリッチ」を設立することで合意したと発表した。ロックリッチは、ことしの夏以降、各種規制当局の認可取得が完了次第、営業を開始する。
北米地域を担当するMLAは、2005年からユングハインリッヒと協業関係を持ち、ユングハインリッヒ製AGVと三菱ロジスネクストグループ独自のロックラー製AGVを並行して販売している。2つのブランドを総合的に取り扱うことで、標準仕様から特別仕様まで、幅広い種類のAGVや自動フォークリフトを提供している。
今回、新たに設立されたロックリッチにより、三菱ロジスネクストとユングハインリッヒの製品をまとめて取り扱い、より合理的な体制を構築することで、顧客や販売代理店向け窓口の一本化による、充実したサービス提供が可能になる。
三菱ロジスネクストグループでは、アメリカ・メキシコ・カナダにおいて570か所の販売代理店網を持ち、ロックリッチはその販売網を活用し、地域密着による最高レベルのサービス体制を確立する。具体的には、24時間対応のヘルプデスクを含むアフターサービス、近隣の販売代理店を通じた顧客からの問い合わせなどへの迅速な対応、納入製品に対する定期メンテナンスなどを実施するとしている。
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