ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

IGNITION、空き倉庫活用の循環型農法施設を開設

2023年6月28日 (水)

環境・CSRIGNITION(イグニション、千葉県袖ヶ浦市)は28日、次世代の循環型自然農法「アクアポニックス」の実証実験施設・防災拠点を千葉県木更津市に開設したと発表した。

(出所:イグニション)

「アクアポニックス」は、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型の農業。残餌や排泄(はいせつ)物の混じった排水がないため環境負荷が低く、生きた魚を活用するため、農薬や化学肥料も使わない。また、従来の農業に比べ、少ない水で野菜の栽培ができ、屋内で栽培するため、気候の影響を受けにくく、一年を通して安定した栽培が行えるという。

今回、開設した木更津の施設は、空き倉庫、太陽光発電、アクアポニックスを組み合わせた事業モデルとして展開する。JFR(東京都練馬区)から特許技術の提供を受け、肥料の原料となるリン回収技術も導入。野菜の安定供給に加え、魚の養殖で発生するリンを回収し再利用できるようにした。また、地域の課題を解決しながら太陽光による発電施設を備え、安定した食糧供給ができる避難所として、地域の防災拠点の役割も担うとしている。

第2弾として、埼玉県川口市でも施設を開設する。川口市の施設では、空きビニールハウス、就労施設との連携、アクアポニックスを組み合わせた展開を検討している。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com