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商船三井、設計基本承認を船級協会から取得

2023年6月28日 (水)

認証・表彰商船三井は28日、マレーシア国営エネルギー事業(PETRONAS)、並びに中国の船舶設計機関(SDARI)と共同開発した液化CO2船(LCO2船)について、デット・ノルスケ・ベリタス(オスロ)およびアメリカン・ビューロー・オブ・シッピング(テキサス)の2船級から、同じくPETRONASとSDARIと共同開発した洋上浮体式設備(FSO)について、ABSから設計基本承認(AiP)を取得したと発表した。

▲授与式の様子(出所:商船三井)

同社は2022年2月にPETRONASと覚書を締結し、アジア大洋州地域における、CCUSバリューチェーン実現に向けた最適な液化CO2輸送に関する共同検討を実施。CCUSは、発電所や工場などから排出されたCO2を他の気体から分離して集め、それを用いて新たな商品やエネルギーに変えるカーボンマイナス技術を指す。

FSOは洋上で貨物の受入・払出を行う浮体設備を指し、LCO2 FSOはCCUSバリューチェーンにおいて効率的な手段とされている。今回のAiP取得により、輸送貨物量・距離、洋上の貯留地付近までの直接輸送など、多様な輸送ニーズへの対応が可能になる。

商船三井の専務執行役員の塩津氏は「大型のLCO2船による輸送サービスの開発は、CCUSバリューチェーン実現に不可欠。AiP取得を通じて、液化CO2輸送事業への取組みを加速させ、社会のGHG排出削減に貢献する」と述べた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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