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6月の運輸・倉庫業の景気は4か月ぶりに悪化、TDB

2023年7月6日 (木)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が6日発表した、6月の全国景気動向調査によると、全体の景気DIは前月比0.4ポイント減の45となり、5か月ぶりに悪化した。長びく人手不足やインフレ傾向などがマイナス要因となり、景気の回復傾向が一時的にストップした。

▲2023年6月の動向(クリックして拡大、出所:帝国データバンク)

運輸・倉庫業は、前月比1.2ポイント減で4か月ぶりに悪化した。「燃料高、ドライバー不足が強く影響している」(一般貨物自動車運送業)と、貨物輸送を中心に燃料費の高騰や人材確保に苦戦していることが背景にある。整備部品の高騰も下押し要因となっている。

また「円安と中国経済の低迷で、輸入貨物の取扱量が前年に比べ3割ダウンしている」(港湾運送事業者)といった声も聞かれた。一方で、結婚式や懇親会の復活、インバウンドの増加などでタクシー利用が徐々に増えているなど明るい声もあった。

TDBでは今後の景気動向について、「今後は、ポストコロナへの対応を進めつつ、緩やかに回復しながら推移していくとみられる」としている。今回の調査対象は、2万7771社、有効回答企業は1万1105社で、回答率40%だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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