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DHLジャパン、SAF使用CO2削減輸送サービス導入

2023年7月13日 (木)

▲「GoGreen Plus」サービスのロゴ(出所:DHLジャパン)

環境・CSRDHLジャパンは12日、持続可能な航空燃料(SAF)の使用により、航空輸送便の利用による二酸化炭素排出量を削減(インセット)できる業界初の輸送サービス「GoGreen Plus」(ゴーグリーン・プラス)を日本で本格導入すると発表した。

DHLでは昨年、石油・ガス会社大手のBP(英国)およびネステ(フィンランド)と2026年までに8億リットル超となる業界最大規模のSAF契約を締結しており、ゴーグリーン・サービスを使って発送する貨物量に応じてDHL Expressが購入するSAFの使用が可能となったことで、排出量削減の仕組みが実現した。

ゴーグリーン・サービス使用によりSAFへの投資が行われることで、ロジスティクスセクター自体の排出量を削減する(カーボンインセッティング)が可能となり、利用者にとってのスコープ3の温室効果ガス排出量を削減できる。スコープ3の排出量とは、企業自身が所有・管理する施設などからの直接排出(スコープ1)や企業が直接調達する他社からの電気、熱、蒸気などの間接排出(スコープ2)以外のもの、つまり下流の輸送や流通を含む企業のサプライチェーンにおける全ての温室効果ガスの排出量を指す。スコープ3における温室効果ガス排出量の削減を目指す企業にとって、サービスの選択肢が広がり、利便性の大幅な向上が期待できる。

同日導入されたサービスラインナップは、「GoGreen Plus-ベーシック」、「GoGreen Plus-カーボンリデュース」となり、希望の排出量削減度合い、証明書や排出量削減を確認できるカーボンフットプリントレポートの有無など、利用者のニーズに合わせて選択可能となっている。また、DHLの発送用オンラインツールでもオプショナルサービスとして利用できる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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