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ロボットが棚の商品位置を高精度把握、大日本印刷

2023年7月28日 (金)

認証・表彰大日本印刷は28日、同社が開発する物流用の自動搬送ロボット(AGV)などの動きを高精度に制御する「DXマーカ」を使った東京工業高等専門学校(東京都八王子市)のロボットが、コンビニエンスストアの業務を自動化する技術を競うコンテストで3位に入賞したと発表した。

▲黄色の丸枠内のDXマーカが装着された商品(出所:大日本印刷)

DXマーカは厚さ0.7ミリのガラス基板でできた位置検出板で、4隅にドットが印字され、中央に対象物を特定するIDデータが埋め込まれている。この4つのドットをカメラで撮影し、正確な位置情報を導き出すことが可能になる。

用途としては、荷運び用パレット・倉庫の棚など、位置を特定したい場所のほかに、自動搬送機器・ロボット・ドローンなどの無人移動体にDXマーカを装着し、建物や無人移動体の本体に着けたカメラでマーカを読み取ることで、対象物の位置を高精度に検出できる。

また、DXマーカに埋め込まれているIDデータは、専用の画像処理ソフトで読み取ることができ、低コストで対象物の動きをデータ化して管理・解析することができるという。

▲ロボットが商品の陳列・回収を行う様子

同コンテストでは、おにぎりなどのデイリー品の陳列や賞味期限切れ商品の回収をロボットが行うため、商品が陳列されている棚の商品にDXマーカを装着すると、ロボットは商品の位置や角度を的確に把握し、正確なハンドリングを効率良く行った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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