サービス・商品NTTデータグループは4日、サプライチェーン全体のCO2排出量データの見える化に向け、環境関連分野のデジタル化を推進するなどして2050年カーボンニュートラルの実現に寄与することを目的とする「Green × Digital(グリーンカケルデジタル)コンソーシアム」の実証に参加し、サプライチェーンCO2排出量データの流通に成功したと発表した。同実証は、グローバルレベルのCO2排出量データ流通の実用化を目指したもので、日本で初めての試みだという。
同社は今回の実証の成果として、デジタル技術を活用してサプライチェーン内で流通するCO2排出量の算定・共有ルールを提示する方法論文書「CO2可視化フレームワーク」と、共通データフォーマットと連携仕様を提示する技術文書「データ連携のための技術仕様」を公開した。
また、ITソリューションの提供企業だけでなく利用企業も参加することで、利用者目線の使い勝手なども意識した観点で実証を行い、素材・加工品・製品からなる3層の仮想サプライチェーン上で、CO2可視化フレームワークとデータ連携のための技術仕様を用いてCO2排出量の正確な算定とデータ流通を成功させた。
NTTデータグループによると、企業はサプライチェーン全体でCO2排出量の削減を求められているが、事業成長と脱炭素を両立させるには各社固有の1次データを用いてCO2排出量を把握することが必要で、これを実現するにはCO2排出量の算定ルールやCO2排出量データの交換に関する技術仕様などの標準化が必要であるとしている。
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