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日通、ビール2社の共同輸送でモーダルシフト大賞

2017年11月29日 (水)

▲田村会長から表彰状を授与された吉岡執行役員(写真右)

環境・CSR日本通運は29日、日本物流団体連合会主催で28日に開かれたモーダルシフト取り組み優良事業者表彰で、「ビール製品の鉄道コンテナ輸送へのモーダルシフト」がモーダルシフト最優良事業者賞大賞を受賞したと発表した。

同社が取り組んだのは、1月にアサヒビール、キリンビールが環境負荷の低減とトラック不足などの社会的課題の解決を目的に、石川県金沢市に日通が運営する共同配送センターを開設し、関西エリアの工場からの鉄道コンテナによる共同輸送を開始したもの。

日通は、発駅の吹田貨物ターミナル駅で両社製品を受託し、日本貨物鉄道(JR貨物)が関西-北陸間の往復輸送量の差により発生する空コンテナを有効活用し、鉄道で輸送した。

この協業を通じて、年間1万台相当の長距離トラック輸送を鉄道コンテナにモーダルシフトし、年間2700トンのCO2削減を実現する見込みとしている。