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日通、JR山陽線のバックアップ輸送体制を整備

2023年9月5日 (火)

▲日通広島支店大竹営業課での作業の様子(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングスは5日、事業会社の日本通運が日本貨物鉄道(JR貨物)と協力し、豪雨災害が頻発している山陽線区間の陸送によるバックアップ体制を整備すると発表した。日通広島支店大竹営業課(広島県大竹市)を中継拠点に設定し、岡山貨物ターミナル駅から北九州エリアの3駅(福岡・鳥栖・北九州)を、トラックで代替輸送するスキームを構築した。

岡山県と北九州エリア間の山陽線、鹿児島線をカバー。岡山貨物ターミナル駅と、北九州エリアのターミナル駅から出発したコンテナ専用トラックが、広島支店でそれぞれコンテナを載せ替え、引き返す。日帰り輸送を可能にすることで、トラックの駐車スペースの確保やドライバーの宿泊手配なども不要となり、初動対応を迅速化する。

▲バックアップ輸送スキームのイメージ

ことし7月の西日本を中心とした豪雨により、山陽線厚狭駅・小野田駅間で13日間の不通となった際は、このバックアップ輸送スキームを採用したことで、10日間で鉄道コンテナ74個を輸送できたという。

今後は関東から関西の区間にも、中継拠点を設定したバックアップ輸送スキームの構築を計画する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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