運輸業倒産は3か月連続増、8月は37件｜短報

調査・データ東京商工リサーチ（TSR）が8日まとめた8月の全国企業倒産状況によると、同月の負債額1000万円以上の企業倒産件数は全産業で760件で、前年同月（492件）比54.5％の大幅増となった。前年同月を上回るのは17か月連続。このうち、運輸業は37件で前年同月の35件から2件増え、3か月連続の増加となった。

倒産の増勢の要因は、ゼロゼロ融資や過剰債務など新型コロナウイルス関連倒産件数の増加（前年同月比24.2％増）、物価高、人手不足などを主な理由としている。2023年1-8月の累計倒産件数は5560件に達しており、TSRによれば10月には22年の年間倒産件数（6428件）を超えるのは確実と見られている。

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