川重、LPG燃料のLPG・アンモニア運搬船を引渡し

▲LPG燃料LPG・アンモニア運搬船「ENEOS GUNJO」（出所：川崎重工業）

ロジスティクス川崎重工業は9月29日、8万6700立方メートル型のLPG（液化石油ガス）燃料LPG・アンモニア運搬船「ENEOS GUNJO」を引き渡したと発表した。同船は、既存の8万4000立方メートル型LPG運搬船からさらに容量を拡大し、アンモニア運搬を可能とした最新モデルの2番船、川崎重工業が製造・納入したLPG燃料推進機関を採用した船としては9隻目となる。

ENEOS GUNJOは、LPGと新たな燃料として期待されるアンモニアを混載・運搬することができる。また、従来の船型のサイズを保持しながらカーゴタンクの容積を増加させ、世界の主要LPGターミナルへの入港が可能だ。

主機関には、川崎製の高性能エンジンが採用され、LPGを燃料とすることで環境への負荷を大幅に低減。さらに、アンモニアを船舶燃料として使用するための設計変更も可能で、将来のエネルギー変革に対応した船となっている。

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