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韓中向け特殊貨物の小口集荷サービス、関光汽船

2023年10月23日 (月)

サービス・商品SHKライン(大阪市北区)は23日、フェリー輸送の関光汽船(山口県下関市)が、国内から韓国や中国向けの長尺物や重量物、異形物などの特殊貨物を対象にした、小口集荷サービスを開始したと発表した。輸送が困難な特殊貨物を少数量から引き受けることで、積載効率の悪さから敬遠されている特殊貨物輸送の需要を取り込む。

協力会社の物流ネットワークを活用して全国各地から特殊貨物を集荷し、混載便で下関港まで輸送、SHKライングループの国際フェリー、RORO船に接続して韓国、中国に輸出する流れだ。運賃は貨物の長さや面積、容積、形状、集荷場所に基づき設定する。

関光汽船は関釜フェリー(下関・釜山間)、蘇州下関フェリー(下関・中国太倉間)、韓中フェリーと関釜フェリーを組み合わせた山東省トランシップ(下関・中国山東省間)など、コンテナ船輸送より高速で、航空輸送より安価なフェリー輸送を展開している。韓国向けではシャシーによる海上混載(LCL)サービスが毎日運航する関釜フェリーと接続するなど利便性が高く、中国向けでは再度オープンコンテナなど特殊コンテナを使ったLCLサービスも手がけており、仕向け地側の作業を含めた荷役体制を整備している。

小口集荷の一部貨物輸送はSHKライングループのフェリーにモーダルシフトすることにより、トラックドライバーの時間外労働時間の改善やCO2排出削減にも寄与する。また、混載輸送での集荷サービスは積載率向上を図ることで効率性が高まり、CO2排出の大幅削減につながる。

(出所:SHKライン)

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LOGISTICS TODAY編集部
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