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住友倉庫、国際輸送低調などで業績を下方修正

2023年11月9日 (木)

財務・人事住友倉庫は9日、2024年3月期連結業績予想を下方修正した。通期予想について、売上高を前回予想から100億円減の1900億円に、営業利益を8億円減の137億円に、経常利益を8億円減の173億円、最終利益を4億円減の120億円にそれぞれ引き下げる。

第2四半期累計期間において、国際輸送で海上運賃が下落したほか、輸出入貨物の取扱も想定を下回るとともに、陸上運送などで人件費や傭車費が増加したことにより、営業収益及び営業利益ともに前回予想を下回った。また、第3四半期以降でも陸上運送などで同様の傾向が続くほか、海外子会社の取扱が低調に推移すると見込まれるため、通期業績を下方修正した。

同日発表した24年3月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比24.3%減の935億3200万円、営業利益が同63%減の65億4100万円、経常利益が55.9%減の84億5200万円、最終利益が62.9%減の54億8800万円と大幅な減収減益となった。

物流事業全体の売上高は10.9%減の883億5200万円、営業利益は9.6%減の69億5700万円。倉庫業では機械部品などの取扱が増加するなど売上高は3.5%増の156億2800万円、陸上運送およびその他業務では情報システム子会社の好調で1.2%増の305億6600万円と増収だった。

一方で、港湾運送業は米国における在庫高止まりや中国の生産及び消費の回復の遅れなどで一般荷捌きやコンテナ荷捌きの取扱が減少したことで売上高は4.3%減の154億9600万円に減収。国際輸送では高騰していた海上運賃相場が下落したことに加え、国際一貫輸送と航空貨物輸送、海外子会社における取扱がいずれも減少したことで売上高は29.3%減の266億6000万円と大幅に減少した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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