荷役作業完全自動化へ、NLJが経産省事業に採択

調査・データ日野自動車子会社で物流プラットフォーム開発を推進するNEXT Logistics Japan（NLJ、東京都新宿区）は21日、経済産業省が実施する2023年度「無人自動運転などのCASE対応に向けた実証・支援事業」（物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業）の実施団体に選出されたと発表した。アイシンの自律走行搬送ロボット（AMR）、豊田自動織機の無人フォークリフト（AGF）を活用した、将来の荷下ろし・荷積み作業における完全自動化に向けた自動荷役技術や荷物管理の一元化について、システム開発や課題の抽出を行う。

▲AGFがトラックから荷下ろし後、AMRのパレットに積み付けする様子

NLJの構築した輸送スキームでは、さまざまな荷主から積み替え拠点であるクロスドックに持ち込まれた荷物を混載することで高効率化しており、今回の実証ではその工程で行われる荷下ろし・荷積み作業の自動化と、情報連携による省人化を目指す。

同社は昨年から、実際の輸送にAMRとAGFを連携させた荷下ろし・荷積みの自動化を実装。ことしは新たに量子コンピューターを活用した自動割り付け・積み付けシステム「NeLOSS」（ネロス）との連携を目指した取り組みを12月初旬から開始する。

▲クロスドックで目指す自動化の形（クリックで拡大、出所：NEXT Logistics Japan）

NLJ、物流改革へ荷役作業自動化の実証進める

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LOGISTICS TODAY編集部
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