ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

キリンと三菱重工、トラック積み下ろし自動化を実証

2024年8月22日 (木)

調査・データキリンビバレッジとキリングループロジスティクス(東京都中野区)は22日、三菱重工業が研究開発を進めるプラットフォームを利用して、飲料倉庫への入出庫やトラックの荷積み・荷下ろしの自動化に関する共同実証を8月から開始すると発表した。実証を26年3月まで続け、ピッキングから入出庫、荷積み・荷下ろしまでの自動化を図る。

協働実証で用いられるのは、三菱重工が開発を進めている無人フォークリフト(AGF)で、トラックの荷下ろしから荷積みまでの一連の荷役作業を自動化することを目指す。三菱重工では、グループ製品全体の自律化・知能化に取り組み、研究開発を進めている。

実証は、三菱重工のYokohama Hardtech Hub内の実証施設「LogiQ X Lab」(ロジックス・ラボ、横浜市中区)や神戸造船所内実証施設、キリングループロジスティクスの西名古屋支店、尼崎支店などで行い、トラックの荷積み・荷下ろしに加え、倉庫作業での適切な荷ぞろえ、配置替えや保管状況に応じた走行ルートの変更、効率の高い保管方法など、安全な人と機械の協調作業を実現するための手順やルール、考え方などを検証する。

キリンと三菱重工の両グループはこれまでも、自動ピッキングに関する共同実証を2022年11月から23年6月にかけて実施。物流現場への実効性が確認されたことから、ことし12月からキリンビバレッジ海老名物流センター(神奈川県海老名市)で「自動ピッキングソリューション」の稼働を開始する。今回の実証の結果を踏まえて、今後、ピッキングから入出庫、トラック荷積み・荷下ろしまでの自律化・知能化に取り組む。

キリンが出荷拠点自動化へ、三菱重工ロボ群を採用

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com