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日本郵便、ドローン「レベル3.5 飛行」での配送試行

2023年12月18日 (月)

▲配送物搭載の様子(出所:日本郵便)

ロジスティクス日本郵便は18日、ドローンを使用した荷物配送の試行を実施したことを発表した。この試行では、郵便局から配送先地区の受取人宅近隣施設まで、補助者なしの目視外飛行(レベル3.5)を用いて行われた。

従来の無人地帯での目視外飛行(レベル3)では、飛行経路上に補助者や立入管理措置が必要だった。しかし、デジタル技術の導入により、機上カメラで歩行者の有無を確認できるようになり、現在の立入管理措置を撤廃。これにより「レベル3.5飛行」が可能となり、ドローン配送の事業化が進展する見通しとなった。

日本郵便は、物流専用機の開発状況を踏まえ、来年以降も豊岡市内を含む中山間地域でのドローン配送の高度化に取り組む計画。

ドローン活用、物資搬送にも出荷にも

中山間地域に生活物資を届けるのはドローンの有効的な活用法だが、帰り道は空荷で戻るのだろうか?24年問題では物流の効率化ということで往路・復路ともにできる限り荷物を積んで無駄なく輸送を行おうという気運が高まっている。

中山間地域で営まれる農業は、生産物を市場に出すのも一苦労というところが少なくない。生産物の出荷などと合わせて無駄のない輸送をするとともに、生産物を販売することができれば、品目によっては収穫期以外に山あいの農家が収入を得る機会も増えるはずだ。里の人間が山の人々に荷物を「届けてやる」という視点だけではなく、山の恵みを「送ってもらう」ような考え方も忘れるべきではないだろう。

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LOGISTICS TODAY編集部
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